全てはカリマネから

 先週の金曜日に小学校の特別支援学級の授業を拝見させていただきました。授業は生活単元で「そくばい会」を行っていました。子どもたちが作った様々なものが販売されていました。販売の仕方、金銭授受の仕方、接客、環境整備などを子どもたち自身が行います。約4年間、この学校の研究に関わってきましたが、実に嬉しい時間でした。研究の成果がしっかりと表れていたのです。”すべてはカリマネから”という言葉がぴったりではないでしょうか。以下は、同行したゼミ生の振り返りです。ここに集約されています。

 先生方がカリキュラムマネジメントの考えを大切にし、地道に指導を重ね、道徳が子どもたちの学習や生活を支えていることがよくわかる授業公開でした。感謝。

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★実際にそくばい会に参加したり、研修会に参加させていただいたりして、色々なことを学ぶことができました。 特に長期的な子どもたちの成長を考え、授業研究をされている先生方の姿と、適材適所という言葉が心に残りました。 まず、先生方が子どもたちの性格を知り尽くし、それらの姿から、道徳の授業や国語の授業、議論をする時間などを計画されていることに感銘を受けました。ただゴール(目標)に向かって一直線ではなく、3年後を見据えて、道徳の授業やその他の授業、休み時間などでも関わり、支援されていました。そくばい会では、子どもたちが輝いた目で、見知らぬ私にも「いらっしゃいませ。いかがですか。」と丁寧に接客をしてくれました。その接客は、ただの指導だけではできず、気持ちについて考えたり、言葉遣いを知ったりする時間があることによって、少しずつ身についているため、長期的に計画をして支援していくことは改めて重要であると感じました。


★…3つ目はカリキュラムマネジメントとはなにかであったり、総合的な学習での学び方のサイクルは道徳と一緒であったり、様々な他教科と結びつけながら学習していく魅力を感じた。特に私は保健体育の免許取得を目指しているため、保健体育での道徳との境目の難しさ等も実感したことがあるが、例えば、保健体育のがんの学習のところで、がんの基礎知識を子供たちに知って貰うことで何に繋げたいのか。子供たちに何を分かってほしいのかを意識して授業展開をすることが保健の授業が「雨降り保健」にならないために必要なことだと私自身は考えているのですが、道徳と保健のがん教育、総合的な学習での教科横断的な学びを通して命について考えるという考えはとても興味深いものであり、可能性に満ちた計画でもっと深掘りしても面白いなと感じた。


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