ベストミックス~「いしかわ道徳」の充実に向けて~


  昨日は石川県庁におうかがいさせていただき、県の教育委員会の研修会の講師を務めさせていただきました。ここ数年、石川の道徳授業に関わることが増えてきており、参加された指導主事の先生方の顔もかなりの割合で分かるようになってきました。

 さて、この日のテーマはICT活用。冒頭で3つのことを確認しました。

 ①ICTは活用はあくまでも手段であり、目的ではないこと。

 ②これまでの教育実践とICT活用のベストミックスであること。

 ③予測困難な未来社会を生き抜くための主体的な生き方に関わるものであること。

 以上の3点です。

 実はベストミックスということを忘れてしまい、ICTを使っていれば「いい授業をしている」というような錯覚に陥っているような授業がよく見受けられます。子供たちは動かされているだけで、かつての教師主導授業と何ら変わっていない授業があります。特に今回の研修で主事の皆さんにお願いしたのは「対話」の大切さです。ICTが対話を促進するためのツールになるよう活用してほしいということをお願いしました。つまるところ、「対話」の指導ができないとICTも効果を十分に発揮できないということになります。ベストミックスという考え方を意識した指導をお願いしました。

 さて、今回のお昼のお弁当、実に豪華でした!さすがは加賀百万石です。今年も「いしかわ道徳」に関わらせていただき、勉強させていただきます。

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