道徳学習へ

 大学の講義が終わり、また学校現場の研修会も少なくなってきました。ようやく自分の研究の時間が確保される貴重な時期に入ってきました。次の論文テーマの方向性を決めていくために、久しぶりにI氏の書籍を読み返しています。30年ほど前に書かれた本ですが、実に心地よい。道徳学習という言葉を使い、それまでの道徳授業を気持ちよいほどに批判をしています。私が研究校で道徳を教えてもらった内容が全否定されています。当時、自分が抱いていたもやもややストレス、疑問を吹き飛ばしてくれる内容は、何度読んでも爽快さを感じます。 

そして、その内容は、これからの道徳の授業づくりに大きな示唆を与えてくれています。今、頭の中には、いくつかの新しい構想が渦巻いています。6月の学会にはある程度形にし、論文作成にまで高めていきたいと思います。 

言葉にすることで、自分の思いがはっきりしたものになってきました。自分自身の研究もNext Stageに入ります。


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